<コラム> 笑顔を呼ぶ香り (後編) <コラム> 笑顔を呼ぶ香り (後編)

ミラー ハリスのフレグランスエキスパート、ニック ギルバートが香りを使って気分を高める方法をシェアします。


今、私たちは上機嫌でいることがとても重要な時期にいます - 率直に言えば、ずいぶん奇妙な状況にあります。多くの人は人生でこのような経験をしたことがありません。現在起きていることと、これから起こることに対する悲しみと不安の空気を共有しています。幸いなことに、香りは素晴らしいエスケープであり、気分を上向かせて、心の中で旅をする方法を提供してくれます。


グラムールをまとう

イギリスのロックダウン期間中に、人々が手持ちの最高の服でドレスアップするという楽しいトレンドがありました。特別な時のために取っておいた洋服を身につけることほど、ファンタスティックな気持ちにさせてくれることはないでしょう。たとえ週に一度でも、日常とは違う体験をするために、きらびやかなゴールドと豪華なファブリックで身を包みます。グリッターにグラムールとくれば、ファビュラスなフレグランスにもお呼びがかかります。「ブラウジー」の出番です。ストロベリー リキュール、スパイス、ローズの豊かなタペストリー。ひと吹きで華麗なあなたに変身。


自然へのエスケープ

多くの人がほっと一息つく助けとなったことに、近所の公園の散策があるでしょう。ソーシャル・ディスタンスのルールを守りながら、これまで見過ごしていた自然に注意を払う。イギリスのミラー ハリスのインスタグラムではJohn Renstenとコラボレーションし、近所や自宅の庭でのフォーリッジ(収穫)を勧めました。John Renstenの著作「The Edible City: A Year of Wild Food」は、フォーリッジ コレクションのインスピレーション源の一つです。この本は調香師たちに、ロンドンの自然や公園にある予期せぬ香りへ目を向けることを促しました。「ダンス オーデパルファム(アモングザレース)」の香りは気分を上向かせるのにもぴったりです。屋外で太陽の下にいる気分、カウパセリを手の中でつぶして、その強く生き生きとしたシトラスの香りを解き放つ感覚を捉えています。